東日本大震災から10年。
こんにちは、あんなです。
今日で東日本大震災から10年が経ちました。
今回のニュースレターは、震災で亡くなられた方々、愛する人を亡くした方々を想い書かせて頂きます。
2011年当時、私はまだアメリカにおり、遠く離れた土地から全く連絡が取れなくなった家族の安否を心配しながら数日間を過ごしていました。
当時アメリカの報道では、とんでもない規模の津波の被害、そして被曝があったと報じられていましたが、具体的にどの範囲にどのような被害があったのかがわからず、このネット社会にこれだけ情報が不確かであることにただ事では無いと感じたのを覚えています。
その後も、海外での報道と日本での報道の温度差に違和感を感じ続けました。
しかし少しずつ入ってくる情報の中に、何か突き動かされるものを感じました。
翌年の夏、高校生だった私は、夏休みに被災地にボランティアに行くために一時帰国しました。
東京からバスに揺られて宮城県についた時の最初の印象は、「天気がいいなあ」という呑気なものでした。
ポカポカと照る太陽の下、横転している船が日向ぼっこしているようで、なんだかファンタジーのような、まだ現実と受け止め切れてなかったのだと思います。
しかしボランティア活動を続け、どのように震災が起こったのかを知っていくにつれて、だんだんとその恐ろしさを思い知らされました。
たった一週間のボランティアでしたが、当時の私には強烈なインパクトを残しました。
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この日をどう過ごすのが良いのか、考えさせられます。
まずは、当事者の方々の想いに寄り添い、語りを止めないことだと思います。
次に、当時から得られた教訓を改めて学び直すこと。
そして、今も続く復興問題、原発問題について、問題意識を持ち声をあげること。
今日だけでなく、常日頃から被災地に関する報道がされることを求めることも重要だと思います。津波のみならず、原発事故、そしてその後の行政の機能不全など、「人災」であった部分をもしっかりと報道されるように、目を光らせなければなりません。
当事者の方々にとって今日はお辛い日かもしれません。
無理せずに、必要であればテレビなどは避け、ゆっくりと過ごしてください。
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例年の通り、Yahoo!Japanさんで3.11と検索すると復興支援の寄付がされますので、是非お願いします。
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【閲覧注意】
以下、私がボランティアで被災地を訪れた際の写真です。(2012年)
撮影:あんな(石巻市、大川小学校)
撮影:あんな(石巻市、大川小学校)
撮影:あんな(津波により鉄筋コンクリートの建物が動かされるのは珍しいと、研究材料として残されていました。)
撮影:あんな(民家)
撮影:あんな(醤油工場)
撮影:あんな(石巻市、門脇小学校)
(サムネイルに使った写真も当時のものです。)
復興が1日も早く進むことを祈っています。
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