Women's History Month:歴史に埋もれた女性たち。
今に至るまで尽力してくださった女性リーダーたちに敬意を示したいです。
こんにちは、あんなです。
バタバタと始まった2021年ですが、気づけばもう3月。
そして3月といえばWomen's History Monthです。
インスタグラムの方で、私がリスペクトする日本人女性6名を紹介させて頂きました。
この方々以外にも、私たちをインスパイアしてくれる女性はたくさんいます。
もしインスタグラムのアカウントをお持ちの方は、どんな女性があなたをインスパイアさせるかを是非コメント欄で教えてください💫
歴史に埋もれてしまった女性たちのために。
女性史月間とは、歴史・文化・社会において貢献した女性たちをセレブレートするために制定されたもので、1987年にアメリカで始まりました。
歴史的に女性の貢献が疎かにされ、如何に女性が活躍したのかが周知されてこずにきてしまった今の社会。こうして改めて、女性無くして今の社会には成長できなかったことを認識するための月です。
歴史の中に埋もれてしまった女性たちがいるのはもちろんアメリカだけではありません。
“Behind Every Great Man There Is A Great Woman” ということわざがあります。
成功した男性の裏にはそれを支えた女性がいる、という意味を持っていますが、それのみならず、男性中心の社会の中で、女性が成し遂げたことが男性のものとされたり、なかったことにされたり、今では知ることもできないであろう女性先駆者たちはたくさんいたはずです。今知られているだけでも、多くの女性が被害にあっています。
例えば皆さんもよく使う紙袋。袋の下部を平にする技術はマーガレット・ナイトという女性によって考えられたって、ご存知でしたか?しかし彼女のアイディアはチャールズ・アノンという男性に取られてしまいます。その後裁判となったこの問題、チャールズは法廷で「女にこんな技術を発明することができるはずがない。」と証言しますが、当技術の説明が全くできなかったことから、マーガレットは勝訴し、無事特許を取得することができました。
けれども、そもそも裁判ができなかった女性、敗訴してしまった女性はどれだけいるのでしょう?
みなさんも授業で学んだであろうDNAの二重らせんの構造、ワトソンとクリックは仮説として提示したまでで、実際に構造を発見したのはロザリン・フランクリンという女性でした。その後ワトソンとクリックはノーベル賞を受賞しますが、フランクリンは二重らせん構造発見の功績が与えられないまま亡くなりました。
原子を分裂させる技術も、最初に発見したのはリーゼ・メイトナーという女性でした。これを盗んだのは、後に原子分裂のパイオニアと称賛され、ノーベル賞を受賞したオットー・ハーン。彼女のラボパートナーでした。
挙げ出したら切りが無いほど、女性のアイディアや発明はパートナー、夫、大学、国、などに奪われ、彼女たちに敬意が払われることはありませんでした。そしてその全てに共通するのは「女にできるはずがない」という刷り込みと思い込みです。
→ Insider: world-changing innovations by women that were originally credited to men
西洋ではまだこうして少しずつ彼女たちの存在が知られてきていますが、日本でもきっと得られるはずだった名誉が与えられないまま亡くなった女性はたくさんいるでしょう。
こうして「女性史月間」という期間を改めて設けることによって、歴史に埋もれてしまった女性たちを再度掘り起こすことができるかも知れません。
国際女性デーに続き、女性史月間が日本でも定着していったほしいな、と願っています。
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