第49回衆院選を受けて:今できること。
次に向けて何ができるか。
こんにちは、あんなです。
10月31日は予定よりもずいぶんと早く起きてしまいました。
日本の選挙の行方が気になって仕方なかったのです。
結果は、与党が議席の過半数をキープし、さらには維新の議席数が前回の3倍になるという、正直予想よりも私としては評価できない結果となってしまいました。
改めて、私の属性である「女性」や「ミックスルーツ」の人たちを含む、様々なマイノリティが生きにくい国であることを思い知らされた結果です。まるで、「お前は存在していない」とでも言われるかのよう。
日本時間午前2時半現在、465議席中女性の数は39名。たったの8%です。
女性議員の割合は、G7のうち最下位であることはもちろんのこと、世界ランキングでも191カ国中166位。カタールとサモアに挟まれている状態です。世界の平均は25%で、毎年その数は向上傾向にあります。
Inter-Parliamentary Union, Women in Politics:2021
今回の比例代表名簿を見ても、どの党も上位には男性を置いていることがわかります。立憲民主党の女性議員の数を2030年までに3割以上にする、というなんとも消極的な公言にもガッカリした年でした。(2、3年以内にしろよ、という気持ち。)けれどもやはり、圧倒的に女性の候補者数が少ないのは与党。女性やクィアコミュニティに対する差別発言をした候補者が何名も当選しました。
しかし私たちには落ち込んでいる時間はありません。
今回の選挙によって改めて露わになった問題が数々あります。
今後野党議員の方々にはしっかりとそれに対する追求をして頂き、私もそれをウォッチしたいと思います。
① 選挙当日の自民党による新聞広告の違法性
→ 自民党などの広告、参院選投票日の朝刊に掲載「これって違法?」調べてみた。
② 投票所の1/3が閉鎖時刻を繰り上げ
→ [衆院選2021]投票所の中には午後4時終了も…3分の1が閉鎖時刻繰り上げ
③ 在外選挙に関する問題多数:領事館閉鎖、公示期間の短さ
→ 投票間に合わない・早くネット投票を 衆院選の在外投票、海外邦人ら不満の声
→ 衆院選の在外投票、一部間に合わない恐れ「戦後最短」の日程も影
今後は自民党によるジェンダー問題を含む「伝統的家族感」のアジェンダの押切や、憲法改正への動きも心配なところです。
来年7月には参院選も控えています。
わずか半年後。引き続き選挙の呼びかけを続けます。
今回在外選挙が間に合わなかった方々。今から在外選挙人登録の手続きを始めましょう。
参議院の任期は衆議院よりも2年長い6年です。
6年後、つまり2028年までの代表を、しっかりと選ぶ必要があります。
今回、所謂「大物議員」と言われる与党議員の落選がありました。
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金田勝年(元法務省)… 比例復活
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石原伸晃(元環境省、党幹事長)
→ 2021年1月、コロナ禍で病床確保が難しい中、一人無症状で入院。 -
桜田義孝(元五輪相)… 比例復活
→サイバーセキュリティ担当であるも、「自分でパソコンを打つことはない」と発言。
→被災地である岩手県の議員、高橋比奈子氏が「復興以上に大事」と発言し五輪担当大臣を辞任。 -
甘利明(党幹事長)… 比例復活
→ 都市再生機構に対する口利きの見返りに賄賂1200万円を受け取る。 -
野田毅(元自治大臣)
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平井卓也(前デジタル相)… 比例復活
→ 国会中にワニの動画を視聴。
→ 五輪のアプリをめぐり、NECに対して「脅しておいて」と幹部職員に求める。
比例復活の文字にため息が出ますが、民意が示されたことには大きな意味があります。
今回の結果に気を落とさず、次に向けて前を向いていきましょう。
次は参院選!!!!
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